高齢者と車の運転

私は今年運転免許証更新の年となり更新をしました。ゴールド免許での更新ですが今までと違うところは、70歳以上ということで事前に高齢者講習を受講しなければならず、この講習の修了証がないと更新ができないということです。

講習内容は簡単な視力検査、安全運転のビデオ鑑賞、教習所内での運転技術の実車でした。

最近、高齢者による交通事故が問題となっているようですが、高齢になっても運転しなくてはならない理由があります。これは日光市に限らず全国的に車に代わる移動手段(公共交通機関等)が少なく、買い物や病院受診などで車の運転に頼らなければならない状況です。このようなことから栃木県の運転免許の自主返納者は減少傾向ですので、今後も高齢者の運転による交通事故への対策は必要だと思われます。

高齢者の事故の主な原因として、次のようなことがあります。
・ブレーキとアクセルの踏み間違いや、ハンドルの操作ミスによる事故
・動体視力の低下や周辺視野の狭さから信号の見落とし。
・瞬時の判断力が弱まり標識の見誤りによる逆走。等があります。

また、事故に至らなくてもヒヤリハットする場面が多くみられていて、SNSや動画サイトなどでは高齢者の運転に対して「老害」などいう言葉が使われ社会問題となっています。

日本の現在の高齢化率は令和7年10月1日時点で29%となり(令和8年高齢社会白書より)、これからも高齢者の運転は減ることはないと思われます。

運転中に高齢運転者標識(いわいる「もみじマーク」)の車を見かけたら「老害」などと決めつけずに暖かい目で見て頂ければ、少しでも事故防止に繋がるのではないでしょうか。

私は個人的には衰えの自覚はなく、今まで通りの運転は出来ているつもりですが、周りから見るときっと危険な部分もあるのではないかと、この頃思うようになりました。加齢による身体機能の低下は避けられないことです。自分は十分気を付けていても追突などもらい事故もあります。交通事故は加害者、被害者の本人だけではなく、家族にまで及ぶこともあります。

自分はまだ大丈夫と思わずに、今まで以上に交通安全を心がけて事故防止に繋げ、これからも楽しくドライブを続けたいと思います。

今市西地域包括支援センター
プランナー 田部井一彦