メリハリのある生活

梅雨も明け、本格的な夏がやってきました。

最近では猛暑日もあり熱中症や体調管理には注意が必要ですね。そこで大切なことは規則正しい生活です。肩こりや頭痛、気分がスッキリしないなんてことはありませんか?これらに関わってくる理由の一つが自律神経の乱れです。自律神経とは、交感神経と副交感神経があり相互に相反する役割を担っています。集中や緊張する時に交感神経が優位になり体の働きを活発にします。反対に睡眠中やリラックスしている時に副交感神経が優位になり安静を促します。この交感神経と副交感神経のバランスが崩れると十分な睡眠をとれないことや身体の不調に繋がってしまいます。
自律神経の乱れの原因として携帯やパソコンの使い過ぎや不規則な生活が挙げられます。自律神経を整えるのに大切なことは食事・運動・睡眠と言われています。

夏になりリハビリではご利用者様と散歩や、野菜作りを行っています。散歩の時には道端に咲いている花の名前を教えてくれたり、「見て綺麗な青空だよ」と空を見上げたりと普段自分では気にも留めなかったことを教えてくれます。野菜作りではキュウリやナス、カブ、枝豆などたくさんの野菜を一緒に育てています。ご利用者様の知識はとても豊富で、野菜の手入れをしている時の表情はとても生き生きしているように感じられます。太陽を浴びることや、自然に触れる機会は大切だと改めて感じました。楽しみや活動を通してご利用者様のメリハリのある生活に繋がれば良いなと感じています。
生活リズムを整えるために朝起きたら日の光を浴びることや、首肩のストレッチ(首には副交感神経が集中しているため)や有酸素運動が効果的です。また、携帯を使う時間を減らして楽しみや趣味を通して心も身体も元気に過ごしていきましょう。

作業療法士 大門美貴