新緑も鮮やかになり、過ごしやすい季節になってきました。
花を見る機会も増え、木蓮から始まり、桜、レンギョウ、芝桜、つつじ、ルピナス、藤、バラなど様々な花たちに癒されています。ところで花といえばお団子、お団子といえばお茶ですよね。
今回はそのお茶についていくつかお話ししたいと思います。
現在当施設では1日に5回緑茶かほうじ茶、曜日によってリンゴジュースやアクエリアスなどもお出ししています。
世界にはお茶と呼ばれるものはいろいろありますが、実は日本茶も紅茶も烏龍茶も同じお茶の樹からできています。
生葉を摘んですぐに加熱し、酵素の働きを止める「不発酵茶」、酵素を少し働かせてから加熱して酵素の働きを止める「半発酵茶」、酵素を最大限に働かせてから加熱して酵素の働きを止める「発酵茶」があり、「不発酵茶」は緑茶、「半発酵茶」は烏龍茶、「発酵茶」は紅茶が該当します。
お茶は体に良いとされていますが、緑茶を習慣的に摂取することで、男女の死亡リスク及び心疾患、男性の脳血管疾患及び呼吸器疾患による死亡リスクの減少が見られたという研究結果が発表されています。
お茶には、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防に効果があるカテキン、覚醒作用・利尿作用などがあるカフェイン、リラックス効果があるテアニン、がんや風邪の予防に効果があるビタミンC、虫歯予防に効果的なフッ素等の成分が含まれています。
私たちも利用者様方も日々飲んでいるお茶にはこのようなたくさんの効能があります。中にはカフェインのような過剰摂取するとあまり良くないものも含まれていますが、適量を飲めば健康の維持増進につながります。
さらに、抗酸化作用が含まれている成分もあるため、老化の抑制やアンチエイジング等の効果もありますが、飲みすぎにはご注意ください。
ゴールデンウィークも終わり、梅雨に入ると紫陽花がきれいに咲く季節になります。
きれいな花を見て、美味しいものを食べて飲んで健やかな日々をお過ごしください。
管理栄養士 瀬古 晴菜