グループホームって何ですか?

15年以上前「グループホームって何だい?」と、よく自治会の方々に質問を頂いたことを思い出します。あれから今日まで関りを持たせていただいている事で、どんなところか認知されるようになってきましたが、まだ知らない方も沢山おられますので、今回はグループホームの紹介を簡単にさせていただきたいと思います。

入居できる方は、認知症のある要支援2以上(r6.4現在)の方です。介護保険上グループホームは、地域密着型サービスの「認知症対応型共同生活介護」という種類の施設になります。その名の通り慣れ親しんだ地域において、少人数(5人から9人)で共同生活をする場です。家庭的で落ち着いた雰囲気の中、地域の方々と関わりながら食事作りや掃除、洗濯など日常生活上でご本人様ができる事をスタッフと共同で行っていただいております。そうする事で認知症状が穏やかになり、落ち着いた生活を送る事ができ、またご本人様らしい望む生活を送ることができるのがグループホームです。

ご自宅では介護なさっていた方(以後介護者)が体力的・精神的に疲弊し、ご本人様とご家族様の関係に心の距離ができてしまった方々もおられ、グループホームにご入居されることで再び良い関係を築くことが出来た方もたくさん見てきました。また、ご自宅で介護をする環境では介護者の心のゆとりがなく、ご本人様が何かをしようとするとき「ばぁちゃん(じいちゃん)はやらなくていいよ!危ないから座って

て!」と、つい言いがちですよね。ホームでは料理作り・食事の後片付け・洗濯物干し・たたみ等、職員と一緒に行っていただいています。先日は、郷土料理のしもつかれを皆で作り美味しくいただきました!手作り味噌・手作り梅干し・うどん打ち、野菜の園芸等、慣れた手つきで私たちにご指導してくださっています。99歳の方はバックやティッシュケース等を縫って下さり、毛糸で手作りたわし・花瓶置き・靴の中敷きなども手早く作ってくださっています!皆さん本当に素晴らしいですよね!!その他、本やTVをみてゆっくりしていたい方もいれば、散歩・ドライブなどの外出活動や様々な行事等、地域の方々にもご協力いただきながら、皆さん楽しんで参加されています。

認知症の方にとって生活しやすい環境を整え、「ご本人主体」・「その方らしさ」・「馴染みの関係」・「選択」・「役割」・「絆」等大切にし、ホームの理念である①相手を敬い、生きがいと安心のある普通の生活を送っていただけるよう、②相互援助を通じてその方を知ることを追求し③継続は力を念頭に、職員も試行錯誤しながら一緒に楽しませていただいています。

どうぞ「認知症介護」のことで何かお困りのことがありましたら、些細なことでも構いません!いつでもご連絡いただければと思います。地域で、共に支えあって、自分が認知症になっても、安心して暮らしやすい街づくりを目指していきましょう !

グループホームかわせみ 施設長 倉持昭子