地域包括支援センターのお仕事

今市西地域包括支援センターに配属になり、もうすぐ2年になります。
私は居宅ケアマネのまま定年になると思っていたのですが、最期と思われる仕事が、『今市西包括での多職種協働』と言う仕事となりました。
一つ一つの事例・問題を解決していく、意義を感じる仕事です。
先日ですが「自分が入院した後支援者がいない(独歩も出来ない)親の生活をみて欲しい」との依頼があり、支援を開始しました。
当初『2日間の入院の間の介護』で依頼を受けましたが、入院すると即気管挿管で会話も出来ない状態になっていました。病院に確認すると、2週間以上の入院治療計画で説明されていたとの事でした。
西包括内、市基幹包括、生活困窮、小規模多機能事業所、主治医、大家、子の勤務先、入院先の担当看護師等と情報を共有し、お互いの立ち位置を確認し合いながら、独居になってしまった親の、在宅生活の安全が確保できるように支援しました。
今後は、*『あすてらす』も支援に入ってもらえるようになり安定出来ています。
困難事例と思われましたが、包括としてチームで対応出来たからこそ、ここまでスムーズに短期間で展開する事が出来たと思います。

*『あすてらす』:日常生活自立支援事業
社会福祉協議会と契約を結んで、日常的金銭管理の支援を受けるもの。

今市西地域包括支援センター 主任介護支援専門員 和氣信子