人間の特性の一つは、大集団を作れて、維持出来ること。
大集団を作って、内部で情報を素早く共有し、集団を維持してきた。その為の統治組織も発明し集団をより強固にした。そうやって集団の力で厳しい生存競争を勝ち残ってきた。
しかし集団に感染症が入り込むと、集団の中ではあっと言う間に多数の人が感染してしまう。感染症の致死率が高く感染力が強ければ、大集団では一時に多数が倒れる事になる。集団の構成員の多くが死ぬか、抵抗力を持つ状態にならなければ感染は治らない。その集団のダメージは大きい。
今は情報網と移動手段の発達で、人間の集団が地球規模に大きくなった。新型コロナウイルスは致死率がそれほど高くはなく、発症もゆっくりで、密かに拡がり、感染が地球規模になってしまった。
我々が感染症に立ち向かうには、集団の構成員の多くが抵抗力を得られる手段が必要で、早くその手段が獲得される事が必要である。ほぼ全員がウイルスにかかれば、多くの人が免疫を獲得し、集団免疫が成立して感染は治るが、ある程度の犠牲者が出る事になる。致死率がある程度高い状態であれば、遅かれ早かれ多くの人が亡くなる事になる。
世界中に広がってしまった感染症のダメージを少なくするには、時間を稼いでいるうちに、早く抵抗力が得られる手段の開発が出来るかが鍵になる。
有効な新薬の開発に全力を注ぐ必要がある。
追伸:コロナ続感
新型コロナウイルスの騒ぎを早期に治める唯一の方法は特効薬の薬の開発です。
ですが、特効薬と言うほど効かなくても良いのでは無いでしょうか?先ずは少しでも効けば良いと思います。で、ある方向からの言い方をすれば、アビガンを世界中に売りまくるチャンスなので、データが足らないなど言っていないで、日本はどんどん作って売って、外国でどんどん使用してもらって、データを蓄積しながら大儲けして、世界中から感謝されるのが良いと思いますが、どうでしょう?確実性よりスピード重視が必要な気がします。
こんな時ですから、少々弱くても効き目が有れば良いと思いますし、それから改良して更に良い薬を作ればいいでしょう。日本的完璧主義より少し外れて良いのでは無いでしょうか?その方が、世界中の多くの命が救われて、多くの人を助ける事になります。神様だって大儲けを許すと思いますよ。
理事長 矢尾板誠一