手洗い

COVID-19という名の新型コロナウイルスが世界的な問題になっています。
テレビでは毎日大きく取り上げられ、その内容は感染者数の増加についてや国の対応の是非、自治体での対応など日を追って変化しています。この文章がホームページに掲載される頃はどんな報道がなされているでしょうか。

店頭からはマスクが消え、ネットで高額で転売されている事からも、巷の不安は大きいことが窺われます。
マスクをすることも大切ではありますが、個人が行う感染対策は特別な事ではありません。感染の入り口は手です。手洗いを十分にすることが感染対策の第一歩となります。石鹸を使い指先(爪の間)から手首まで手のしわを広げるようにしっかりと泡立てて洗います。親指の根元や小指の脇など洗い残しが無いように。そのあと流水で30秒洗い流し、清潔なタオルやペーパータオルで拭き取る。この手間を惜しまずに行うことが大切になります(場合によってはアルコール系の手指消毒剤で擦り洗い)。
厚生労働省からの洗剤を使った手の洗い方や、国立感染症研究所からの消毒剤を使った手の洗い方をイラストで分かりやすく紹介されていますので参考にしてください。
参考資料1
参考資料2

矢尾板記念会でも理事長を中心に各施設において、新型ウイルスだけでなく、施設内の感染対策に更に真剣に取り組んでおります。かけがえのない大切な家族を守るように職員一同頑張ってまいります。

「まるで映画のようだ」などと言われるように、今までの日常とかけ離れた事態が起きると、退屈でもあるありふれていた何でもない毎日がとても大切で、穏やかな日常の中に幸せを感じずにいられないと私は思います。

春の訪れも間近となり、希望に満ちた卒業・入学の時期がやってきます。
感染拡大が早期に終息し安心して生活できる、人それぞれの「ありふれた毎日」がまた送れるよう願ってやみません。

看護師 中尾健一