心を込めて

2019年6月 平成から令和に変わりひと月。あっという間です。

外は新緑萌、色とりどりの花々も負けてはいません。
澄み切った青空も合わさるとこの上ない季節です。

今市Lケアセンタ−栄養課では、厨房スタッフと常に心について考えています。
中国の善導大師(ぜんどうだいし)によると、心はコロコロ変わるといいます。
一説には一日に八億四千回変わるとか。
八億四千とは数のことではなく無限を表しますから、
心は盆の上の卵のように、コロコロ、コロコロ、変わり通しということです。

時間に追われているとき、問題が起きたときは、ネガテイブになりがちです。
そんな心は、表情や言葉、態度に出てしまいます。
盛り付けの時、味付けしている時は、美味しくなれ、美味しくなれ。
と優しい心になります。

私たちは、食べる人の立場に立ち、出来る限り最善を尽くします。
出来ない時は、次善、、、

施設職員も協力して、食べたい心。満足して頂ける心を常に意識しています。

ソフト面では、利用者様に合った献立作り。
自宅復帰に向けて、あるいは現状維持、栄養改善出来るように試行錯誤しています。
施設内に居ても、時節を感じられるように行事食を中心に楽しむ心も考えて作成しております。
とはいえ、日々の忙しさの中あたふたする毎日です。

管理栄養士 小笠原 朗子