最近では長めに感じた梅雨も明け、全国では今年から使われている酷暑日が観測されて、夏
本番という季節になりました。日々熱中症とゲリラ雷雨には気を付けなければと考えさせ
られますが、サッカーワールドカップが終わり、次は甲子園(高校野球)に向けて気持ちを
切り替えているところです。今年は母校が県ベスト8まで勝ち上がり、期待させてもらい
ました。暑さのせいか全国では波乱も多いようですが、今後の高校野球システム変革につい
てはここでは語りきれないのでそろそろ表題の内容に移ります。
「人生会議」という言葉は平成30年から使用され、広告等の普及活動で少しずつ認知され
てきたと思われますが、実際に家族で行った方となると少ないのが現状でしょう。もともと
医療機関や介護施設等で人生の最終段階における医療・ケアの希望確認としてアドバンス・
ケア・プランニング(ACP)が実施されていましたが、厚生労働省でより一般の方に馴染み
やすい愛称として「人生会議」が選定されました。
ただ、日常でもしもの時の話など考えられない、いつどのように行うか、会議のように記録
するのか等の課題があり、当法人の介護施設でもより良い形を試行錯誤しながら行ってい
る段階です。医療現場ではどうしても病状が悪化した際の希望を確認する形になりやすい
ですが、本来であれば今まで何気なく話してきた思い出や人生観、これからも変わらず大切
にしたい事、今の生きがいなどを共有して、今後の目標を立てたり、実現するための協力や
支援について相談できたりすれば理想的です。ただ、人生長い目でみれば誰しも最終段階の
時は来るので、もしもの時の考え方にも話が及ぶというのが望ましいと感じています。
「人生会議」が信頼する方と身構えずに生きがいを語るようなイメージになると良いです。
今後AI等の技術進歩で日々の会話等から自動で記録をまとめてもらえるようになれば楽で
すが(どこまで信用できるかにもよりますが)、皆で知恵を絞ってより良い形を作っていけ
ればと思います。
医師 矢尾板 亮
