当施設でのコロナワクチン接種率を見ての雑感

今、各自治体が競い合うようにして、コロナワクチン接種を進めています。

日光市はインターネットでの登録申し込みと、コールセンターでの電話申し込みとで各高齢者が予約して、ワクチン接種を行っていますが、どれくらいの高齢者がこのシステムでの申し込みができるのか?出来ない人はどう支援してもらいワクチン接種に結び付けられるのか?が問題となると思います。

当施設関係でいうと、施設の入所者さんは可能と判断すれば、ワクチン接種を可能な限り接種したので、1回目の接種率は90%~100%となり、体調が許せば2回目も接種をしている状況です。
デイリハビリでは、利用者さんは優先順位が後だったので、まず日光市の予約システムで申し込みを行ってもらいました。申し込みが出来なかった人や、連絡待ちの人、予約できた時期が遅くて前倒しを希望の人等がいるのか?当施設から声をかけて、接種希望者に当施設でワクチン接種を行った結果です。

日光市全体の高齢者ワクチン接種率が48%(74日現在)ですので、すでに接種が終了した方も非接種者の中に半数はおられると思いますが、二か所のデイリハビリとも当施設での接種率が4045%になった所を見ると、そのくらいの割合の利用者さん(在宅の要介護者)が、上手く予約システムを利用できなかった可能性があると思われます。

要介護者では独居の方、高齢者同士の世帯の方、お子さんやお孫さんの支援が受けられにくい方などは、予約システムを利用しやすいとは思えませんので、今後も予約システムの利用が難しい方々になるべくワクチン接種機会を提供できるようにして行きたいと思います。

日光市の予約システム外でのワクチン接種を必要に応じて行えるように考えて行きたいと思います。

理事長 矢尾板 誠一