医療法人矢尾板記念会は、栃木県の自然に恵まれた土地に施設があります。みなさまが心穏やかにお過ごし頂けるようスタッフ一同心がけております。

先日、当院理事長が落合西小学校にて「アレルギーについて(食物アレルギーを含む)」講演を行いました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
落合西小学校のホームページで講演の様子を紹介していただきました。
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講演内容「アレルギー秘話(食物アレルギーを中心に)」

※秘話なので個人的見解も入ります。

  1. 食物アレルギーとは?
    食物によって引き起こされるアレルゲン特異的な免疫反応を介して生体に不利益な症状が出る状態。
  2. 症状は?
    皮膚症状:じんましん、紅斑・・・(80%)
    消化器症状:口内・のどのかゆみ、吐き気、腹痛、下痢
    アナフィラキシー:血圧低下、呼吸困難、意識消失
  3. 食べたのに皮膚に症状?
    皮膚の話:人間は皮膚などに強い毒(ヒスタミン)を持っている
    皮膚から入ってくるものは敵なので、毒で攻撃する。寄生虫、ダニなどは大病を体に持ち込む大敵だった。ヒスタミンで攻撃するとじんましんがでる。
    食べ物なのに、間違えて、免疫が皮膚で働いて攻撃反応を起こす。皮膚から体内に入ると敵と認識される。
    皮膚からは食物成分は入れないが、免疫は似たものを間違えることもある。
    ・天然ゴム:リンゴ、パイナップル、バナナ
    ・クラゲ毒:納豆
    ・白樺などの花粉:リンゴ、パイナップル、バナナ
    ・犬のダニの毒:牛肉
  4. 食べると、食べ物として受け入れる
    腸の話:腸は免疫の学び舎
    細菌を多く飼って(100兆個)学習している。
    免疫をコントロールするTリンパ球が腸で学習して、育つ。
    腸内細菌は生き易くするために、免疫を抑制する物質を出して、抑制Tリンパ球の成熟を促すので、腸内細菌がいると免疫反応は暴走しにくい。
    腸内細菌をしっかり育てるのが大事で、細菌のエサも食べる必要がある。多種多様なバイキンを飼うのが大切。
    腸から入ると食べ物と認識されやすい。好き嫌いせずに小さい時にいろいろと食べるのが良い。
  5. アナフィラキシーはなぜ起こる?
    ヒスタミンなどの毒のばらまき過ぎで起こる。
    自爆装置の様な物で、自己を犠牲にしてみんなを守るしかなかった時代に備わったものだろう。
    皮膚などから入り込んだ敵が増えて、感染源になるのを防ぐには、毒をばらまいて自爆するしかなかった。
    免疫が学習し間違えて、自爆装置のスイッチが入ったのがアナフィラキシー。
  6. 免疫が学習して、Tリンパ球が抑制できるようになるとアレルギーは治る。
    腸内細菌をしっかり育てて、いろいろなものを食べて、間違って敵と認識されないようにできれば。
    アナフィラキシーが起こったら自爆を止めるのはエピペン。
    エピペンの使用法はパンフレットをご覧ください
    アナフィラキシーの症状が出たら、直ぐに、迷わず使う。